不老不死の身体−道教と「胎」の思想/加藤千恵著 大修館書店 からの引用
胎児が養育される時、臍帯(さいたい)だけで母親の胞衣(えな)とつながっている。
臍帯(さいたい)はなかが空洞で管のようになっており、そこから気が送り込まれて、胎児がしだいに形成されていく。
長生しようと思う者は、人に根本を修めなくてはいけない。
ちょうど樹木がしげるには、その根を固めなくてはならないのと同じように。
(『雲笈七籤』巻五十八「服元気法」)