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不老不死の身体−道教と「胎」の思想/加藤千恵著 大修館書店  からの引用

 

  断穀のステップ

 

 「吐納」という、古い気を吐き新しい気を取り入れる呼吸法を行って穀物を断つと、

十日めには精気が弱って、顔が土気色になり、

二十日めには動くと目まいがし、関節痛に悩まされ、大便は出にくくなり、小便の色は赤っぽくなる。

あるいは時に下痢をして、はじめは柔らかく、後に硬い便が出る。

三十日めには、身体は痩せ衰え、さらに歩行さえ難しくなる。

ところが、

 四十日めになると、一転して顔色がよくなり、気分も安らかになり、

五十日めには、五臓が調和し、精気が内に養われ、

六十日めになると、体調はすっかり回復し、各器官の調子がよくなってくる。

 七十日めになると、世間の喧噪に嫌気がさし、高く飛翔したいと思うようになる。

八十日めになると、心が静かになって術方が明らかになる。

九十日めには、姿は栄え時めき滑らかで(つや)があり、声は明らかになる。

百日めになると、精気が充満し、効果は日々盛んになる。

 

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