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不老不死の身体−道教と「胎」の思想/加藤千恵著 大修館書店  からの引用

 

  胎食のステップ

胎食のステップ

ここで「(さい)」と呼ばれる道教の儀礼における九段階の食のステップを紹介しよう。

というのも、ここに「胎食」と「服胎気」が、究極の「食」として登場するからである。

左段は食の名称、中段は食の内容、右段はその効能を示す。

@麤食(そし)        麻・麦                     楽しみに耽ることがなくなる。

A蔬食(そしょく)        精進                      贅沢な肉料理を食べなくなる。

B筋食        中食(ちゅうじき)斎食(さいじき))                  (はん)(だく)を除く。

C服精        符水(ふすい)丹英(たんえい)                   体内神が宿り、英帯(えいたい)を作る。

D服()        五方の雲牙(うんが)                  牙と化す。

E服光        日・月・七星の光               光と化す。

F服気        六覚の気・太和四方の妙気         六気と化し、十方を周遊する。

G服元気       太虚(たいきょ)にある三元の気・太和の精       元気と化し、天地と合体する。

H胎食(服胎気)  自身から得られる元精の和・胞胎の元   嬰童(えいどう)に返って道と一つに合する。(めぐ)り転じて変化し、身を捨てずにさらにまた身を授かり、生死を往来する。

(『斎戒録(さいかいろく)』所引『玄門大論(げんもんたいろん)

 

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