(魚、スッポン、カモメ、アヒルのように)「水」を食らう者は、よく泳いで寒さに耐える。
(ミミズのように)「土」を食らう者は、心がなく呼吸をしない。
(熊、ひぐまのように)「木」を食らう者は、力があって打ち払う。
(トナカイ、鹿のように)「草」を食らう者は、よく走って愚かである。
(蚕のように)「桑(葉)」を食らう者は、糸があって蛾に成長する。
(虎、豹、鷹、ハヤブサのように)「肉」を食らう者は、勇敢で荒々しい。
(人のように)「穀」を食らう者は、知恵があって器用である。
(神仙のように)「気」を食らう者は、神明にして長寿である。
何も食らわない者は、不死にして神妙である。
『大戴礼記』
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